私たちのまち長崎に1発の原子爆弾が投下され、15万人余の市民が死傷し、いまだその後遺症に苦しむ方々がこの地に暮らしておられます。
悲惨な体験をした長崎で、過去2度、核兵器廃絶をテーマとするNGO集会「地球市民集会ナガサキ」を開催いたしました。
この2度の開催で世界の15カ国から延べ12,000人もの市民やNGOが参加し、分科会などで熱心な意見交換が行われました。それぞれの最終日に採択した「長崎アピール」は、国連をはじめ世界の主な国々に届けられ、核兵器廃絶運動に大きな力を与えたものと思います。
しかしながら、2005年5月、ニューヨークで開催されたNPT再検討会議では、我々の願いが叶わず何の進展もなく閉幕いたしました。
この現状を打破し核兵器廃絶と世界平和のため、どのように取り組むべきかを論議し、2010年に行われる次回のNPT再検討会議の成功に向け、今年の10月21日から23日までの3日間、第3回「核兵器廃絶―地球市民集会ナガサキ」を開催いたしました。
国内外のNGO(非政府組織)や多くの市民が被爆地・長崎に集まり、核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現を目指し意見を交わす「第3回 核兵器廃絶ー地球市民集会ナガサキ」が2006年10月21日(土)〜23日(月)に開催されました。
開会・閉会集会や6つの分科会、自主企画などに、世界8カ国、延べ3,782人が参加。
活発な議論を行ったり、専門家の意見に耳を傾けたり、平和を訴えるさまざまな催しに参加したりして、市民の一層の連帯と平和への誓いを新たにしました。
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