自主企画のご紹介
戦時の暮らし体験と未来へのメッセージ
 平和案内人-(財)長崎平和推進協会

展示の部
●日時 10月21日(土)、22日(日)8:30〜17:00 
23日(月)8:30〜16:00
●場所 長崎原爆資料館スロープ下広場

碑めぐりの部
●日時 10月22日(日)9:30〜12:00
●場所 原爆資料館正面入口インフォメーション前
●参加者 12人
●コース
 @原爆落下中心地、浦上天主堂、如己堂、山里小学校、平和公園
 A原爆落下中心地、山王神社、長崎大学医学部、浦上天主堂、平和公園
 B原爆落下中心地、城山小学校、平和公園
後世に平和の尊さを伝えるために原爆資料館や被爆建造物等を案内するボランティア・平和案内人が「戦時の暮らし体験と未来へのメッセージ」と題して、自主企画を行いました。


展示の部(長崎原爆資料館スロープ下)
(1)展示の部
 原爆資料館スロープ下で開催した「展示の部」のうち、「戦時の暮らし」コーナーでは、当時の資料を基に、庭先を掘って作られた4人家族用の標準的な防空壕のスペースを再現。併せて、平和案内人による手作りの防空頭巾や、当時の生活用品も展示し、警報下の狭い空間に家族が寄り集まって息を潜めていた当時の生活を疑似体験していただきました。
 「61年の時を経て−復興したナガサキの街」コーナーでは、復興したナガサキの街並から当時の惨状を思い起こしていただくために、現在と被爆当時の写真を対比して紹介しました。来館者にも大変好評で、被爆した街の空間と時間を感じ取っていただけたようです。
 「未来へのメッセージ」コーナーでは、平和案内人が撮影した写真に自作のメッセージをつけて、平和への思いを発信しました。来館者にもメッセージを書き残していただき、平和について改めて考えていただく機会になったようです。  このほか「平和案内人活動紹介」コーナーを設け、写真を交えてその内容を紹介。平和案内人の存在を多くのかたに知っていただくことができました。


碑めぐりの部(城山小学校−嘉代子桜)
 (2)碑めぐりの部
 「碑めぐりの部」は、3つのコースに分かれ、12人のかたを案内しました。
  参加者は少なかったものの海外からのゲストも参加し、貴重な機会となりました。今回初めて実施した自主企画の準備を進める中で、案内人相互の交流も深まり、大変有意義な経験ができました。被爆体験の継承が叫ばれている今、被爆者の思いを少しでも未来に繋げることができるよう、一層の努力を続けてまいります。





 

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