自主企画のご紹介
 核兵器廃絶運動の当面の課題
 原水爆禁止長崎県協議会


 原水爆禁止長崎県協議会は、10月22日18時30分から、自主企画としてフォーラム「核兵器廃絶のための草の根運動」をひらきました。集会には、約60名が参加しました。
 パネラーは、ジャクリーン・カバッソー、土田弥生、田中煕巳、川口龍也、橋口純一が務め、それぞれの立場から問題を提起しました。
 ジャクリーン・ガバッソウーさんは、昨年NPT再検討会議へ日本原水協代表団が大きな役割を果たしたことに感謝をのべ、被爆国日本は、道義的権威を持っている。日本政府に「核の傘からの脱却、ミサイル防衛に加担するな、六ヶ所村の閉鎖などを迫ってほしい」と述べ、アメリカは、日本の運動に連帯すると結びました。
 田中さんは、原爆症認定訴訟や被団協の国際活動にふれながら、「集団訴訟への支援を強めてほしい」と述べました。
 土田氏さんは、「ガバッソーは、核廃絶の見通しは、暗いと述べたが、そんなことはない」と前置きして今年の原水爆禁止世界大会が草の根と諸国政府との共同が広がったこと、ハバナでの非同盟諸国会議、10月1日からニューヨークへ国連要請・アメリカの反戦・平和活動家との交流、北朝鮮核実験問題への日本原水協の見解に触れながら「アメリカが勝手なことは出来ない情勢に目を向け、みなさんの力で日本政府の立場を変えよう」と述べました。
 川口さんは、19年間の非核県民の会の活動を報告しながら「市町村合併による非核宣言自治体の後退は許されないと言う思いで、合併後の新自治体へ非核宣言を行なうよう働きかけた」活動を詳しく述べました.
 橋口さんは、過去2回の「核兵器なくそうー青年のつどい」のとりくみを報告し、「来年は長崎がメインの大会、広島の成功に学んで長崎でも頑張る、 そのため青年だけでなく、
みなさんの後押しが必要だ」と来年開催への決意を述べました。
 会場からは、「今日の話は、希望のもてるものだった」「署名を生きがいとして連日とりくんでいる。署名の中身、使い道を説明すれば、署名する人の思いがヒシヒシを伝わってくる」「いい話しだった。草の根活動の大事さ、力を感じることが出来た」などの感想がだされました。




 

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