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自主企画のご紹介 |
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ピースボート地球大学・軍縮ワークショップ体験版
―核兵器のない世界を創造しよう−
主催:ピースボート地球大学、キャスリン・サリバン博士
国連軍縮教育プログラムアドバイザーであり、「社会的責任のための教育者」というニューヨークの市民団体で主に高校生などの若者に軍縮教育を行っているキャスリン・サリバン博士を招いて行ったこの企画には、約25名、ドイツの若者や地球大学の卒業生も含めたさまざまな年齢の参加者が集まりました。
自分が主体となってその問題に取り組んでいく力を身につけることを1つの目的としているのがピースボート地球大学の平和教育です。このワークショップでは、この考えにのっとり、地球大学軍縮教育プログラムのアドバイザーでもあるキャスリンさん独自のユニークなエクササイズを通して、核兵器という大きな問題に面と向かったときに、なぜ、自分が核兵器廃絶にとりくむのか、その動機をどのように力に転換していくのか、といったこと体験をとおして捉えていくことを行いました。
核兵器と聞いて何を連想するか上げていくエクササイズでは、集まった参加者の知識を整理し、核兵器に関して、さまざまな事柄が関連しあい、影響をうけている現状を確認しました。また、金属の玉が金のたらいに落ちるときの音を兵器の持つ破壊力に見立てて、現在地球上に存在する核兵器の破壊力を耳で聞いて想像する、というエクササイズや、自分が核兵器のことを
考えるときにどのような気持ちになるか、それをなくせる力をもっていたら何をするか、などついて話し合うエクササイズでは、知識のレベルではなく、
自分の感情のレベルで私たちはどのように核兵器に向き合っているのか、また向き合っていくのか、を 考えました。
このように、参加型で行われたワークショップをとおして、知識を得るだけの受身の形ではなく、自分の意識や感情をきちんと捉え、表現することも学びました。短くはありましたが、この地球大学ならではの実践型の平和教育を通して、核兵器廃絶にむけた活動をする意義の再確認として、また、今後への更なる動機付けとしても重要な時間をもてたと思います。
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