核兵器廃絶地球市民集会長崎集会実行委員会事務局長
広瀬 方人
いよいよ集会も終わりに近づきました。この集会の準備は、昨年の6月12日に実行委員会を開いたときに決め、そこから1年4カ月、実は今日までにあっという間に過ぎてしまいました。
この準備に当たっては、2月15日に準備委員会を発足させて、里正善さんに準備委員長をお願いし、ほとんど毎水曜日の夜、20名を超える若い人たちを中心にこの会が進められてきました。
さらに、開会集会担当や分科会担当、NGOブースなどの担当を、3人の準備副委員長で細かく分けて準備を進めました
。ほとんどのかたが、いや、すべてのかたが昼間お仕事をお持ちです。仕事を持ちながら、夜に集まってこの会を進めるという、本当に事務局長としては頭が下がるような思いで見ていました。
実は事務局体制につきましては、市長のご尽力で、5名のかたが専任で仕事に当たり、これらの準備委員会や事務局あるいは実行委員会の諸活動を支えました。
長崎市、県、特に県の国際課とか、県、市の教育委員会とか、そういうところから本当にたくさんのご協力があり、さらに長崎市内の自治会、あるいはきょうお花を生けてくださった小原流の華道会の皆さん、そういう方々のご協力がなかったらこの集会は恐らく開けなかったでしょう。
運営経費につきましては、長崎市から1,000万円、長崎県から750万円、そして実はずっとお願いして回り、市内の25を超える事業所からの寄付、募金、そして227名の参加登録をいただきまして、これは参加登録費一人3,000円ですが、そういうものをみんな合わせて募金目標の250万円を超えることができました。本当にありがとうございました。
参加人員につきましては、8カ国、11人の外国人のゲストを含めて、3日間の延べ人数は、4,000名に近くなると思います。
私自身は、最初は盛り上がりがあまり感じられませんでした。実は一昨日、開会集会の前の晩は夜中に目が覚めて明け方まで、人が集まるだろうかと思って眠られませんでした。しかし、開会集会前の非核宣言自治体の討議の中で、本当にスムーズな出発といいますか、未来志向を目指すいろいろな発言があって、それを聞きながら、この集会は大丈夫、成功すると思いました。
皆さんのその熱心な分科会の討議での結果は、この後の長崎アピールの提案の中に盛り込まれています。このアピールはこの大会の大きな集約であると同時に、これからの活動の方向を明確に指し示してくれると思います。そのアピールをさらに世界に広めるために、この集会が終わりではなく出発点になるように、ともに頑張りましょう。ありがとうございました。
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