核軍縮のためのコンサート 甲斐 一美
![]() 舞台の様子 |
ニューヨーク滞在最終日、 5 月 2 日に"広島・長崎に愛を込めて"と題し、 「ユース・アート・ニューヨーク」 「ヒバクシャ・ストーリーズ」 「ピースボート US」 他、 有志により核軍縮のためのコンサートが開催されました。
原爆投下を命じた、 故トルーマン大統領の孫、 クリフトン・トルーマン・ダニエルさんの司会により進められ、 光や映像、 音楽を駆使し、 そして、 幻想的な衣装に身を包んだダンサー達の美しいダンス、 広島女学院所蔵の被爆バイオリンでの演奏などで 「平和への願い」 を表現する内容は、 観ている私達の心も一瞬で鷲掴みにされました。 被爆者からは山下泰明さん、 笹森恵子さん、 サーロー節子さんが参加し、 被爆体験の他、 スライドショーによって今ある核兵器、 原子力と核のゴミなど観客に分かり易く学べる工夫がなされていました。 田上長崎市長も出演されたのですが、 残念なことに私達は、 帰国便の都合で最後まで鑑賞することができませんでした。 後日、 新聞などで報じられたことで知ることができたのは、 長崎から参加した 「被爆者歌う会 ひまわり」 の合唱の素晴らしさ。
![]() 「被爆者歌う会 ひまわり」の大合唱 |
そして、 「ひまわり」 と地元の高校生 「ラガーディア音楽芸術高校」 とのコラボレーションがとても感動的だったそうで、 観客総立ちの大きな拍手を浴びたとの事でした。 また、 コンサート終了後には、 「PIKADON プロジェクト」 により、 ニューヨークの高校生たちの手によって作られた平和を願うアート作品がコンサート会場だった"ニューヨーク・ソサイエティ・フォー・エシカル・カルチャー"の建物に映写されたそうです。