NY 感想とばってん会親睦会 浦川(野田) 麻衣子
中央奥:井手尾弘、右2人目:通訳 平山百合子 右端:私、左2人高校生 |
核兵器廃絶地球市民集会の第二回目ブースとして参加し、 第三回、 第四回準備委員会から参加、 そしてようやく国連で開催されている NPT 再検討会議に辿り着きました。 本場ニューヨークの国連、 被爆国の日本、 被爆都市長崎そして、 被爆二世として自分のこの目で NPT 再検討会議をみて、 そしてピース&プラネットフェスティバルにて長崎の被爆者と代表団の皆様とニューヨークを行進してきました。 行進は距離が長く若い私でも大変でしたが誰も離脱することなく 「NO MORE WAR! NO MORE HIBAKUSYA!!」と叫びながら歩きました。 歩く道中、 一緒に手を挙げて賛同してくれるニューヨーク市民もいましたがほとんどがただ見るだけの方々がほとんどだったのが残念な感じがしました。 しかし、 行進前後のフェスティバルでは来ている何万の方々が戦争反対、 二度と核爆弾を使用することがない世界にすることを目指していたので世界中にもっともっと浸透していけばよいなと思いました。
今回、 代表団として一番印象に残ったのはグループワークでの高校生と長崎の被爆者を交えた交流だったように思います。 小学生の頃から平和教育が行われてきた私にとって被爆者からの話を聞く、 そして戦争の体験から二度と戦争をしてはいけない、 核兵器原爆の恐ろしさを直に学んできました。
そして被爆者である祖母や父に身近に教えてもらっていました。 私のグループは女子学生3人と被爆者の方、 通訳の方でした。 どんな風に当時敵国のアメリカの生徒はどんな思いで聞くのかと思いましたが、 実際は日本の子供たちと一緒でした。 生の声はちゃんと心に響き想像力を膨らませ、 被爆者の辛い体験話の時は顔を一緒にしかめて不安に顔が曇っていました。 被爆者の方もそれをみてか、 優しく話してくださっていました。 質問も活発に飛び、 私も被爆二世として祖母や父の体験、 被爆二世としての思いを話し、 心の交流ができたようでとっても良かったです。 このような場が設けられているともっと具体的な内容が分かっていれば色々と準備してきたのに・・・と少し残念に思いましたが、 急に設定されたかのような交流の場でしたがとっても良かったと思います。
また、 交流の場としてとっても良かったのは国連近くで主催したフォーラム 「ナガサキ イン ニューヨーク」 です。 たくさんの方々が来てくださってフォーラムを私たちの実行委員会主催で出来たことは本当に本当に良かったと思います。 帰りニューヨーク市民の方からもっと早くこのことを知っていればもっと友人や知り合いを連れてきたのに・・と残念がっておられました。 長崎代表団としては初めての試み。 どのような方々や場所にフォーラム情報を流したらよいか分からなかったので次回はもっとスムーズな広報活動をできると良いなと思いました。そして一番お世話になったのは長崎県人会 「ばってん会」 の皆様です。
ばってんの会の皆さんとチーム長崎 |
山口会長をはじめ、 たくさんのばってん会の皆様が長崎から来た代表団を歓迎してくだって感謝いたします。
レストラン新橋での懇親会では市長や大学生たちも来てたくさんの交流ができたように思います。 なかなかニューヨークであんなに長崎の方々と交流出来ないので本当に良い機会を設けてくださいました。 今後もこのばってん会との交流が長くつづきますように、 そして次回 NPT 再検討会議に長崎から代表団のひとりとしていく機会があったならもっとばってん会の皆様に添乗員として依頼し、 右も左も分からない被爆者もいる団体を取り仕切ってもらうように仕事として依頼することを望みます。