分科会、全体会議では、それぞれのテーマの現状や課題、方向性などについてコーディネーター、パネリスト、及び参加者の間で活発な議論がなされました。
閉会集会では、核兵器の全面禁止や廃絶に向かう交渉開始や、中東、北東アジアなどの非核兵器地帯設立など、核兵器廃絶に向けた具体的な行動を訴える「長崎アピール2013」を採択しました。
そのほか、紙芝居・朗読やパネル展示など関連イベントに多くの市民の皆様にご来場いただきました。
ご参加いただきました皆様、ご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。
集 会 日 程1 目的
米国大統領に就任したオバマ氏は「核兵器のない平和で安全な世界」を目指すことを世界に宣言しました。
米国の核軍縮への積極的姿勢を受け、先般のNPT再検討会議準備委員会は議題合意を成立させ、
来年の再検討会議での具体的進展が期待されています。
このような時期に、当実行委員会は国内外のNGOとさらに強固な連携を図り、
来年5月のNPT再検討会議に向けて被爆 地長崎の声を世界に届け核兵器廃絶の国際世論を高めるため、
2013年11月に「第5回核兵器廃絶―地球市民集会ナガサキ」を開催いたしました。
2 時期
2013年〈平成25年〉 11月2日(土)~4日(月)
3 場所
長崎原爆資料館、長崎市平和会館、
4 主催
核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会
〈市民・長崎県・長崎市・財団法人長崎平和推進協会〉
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第1分科会
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第2分科会
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第3分科会
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第4分科会
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全体集会
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開会集会 映像は下記のナンバーをクリックして下さい
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PeaceWalk 映像はコチラ
ピースプレート除幕式 映像はコチラ
2013年11月2日から3日間にわたって開催された集会は、希望と明るさを感じさせる雰囲気の中で開かれました。 オバマ大統領の登場によって前回の2010年、前々回の2006年の集会時に比べて、核兵器をめぐる米国や世界の流れが大きく様変わりしたためでした。
この好機を逃してはならない、NGOの力で核兵器廃絶への確かな手がかりをつかもう、といった国内外のNGOや市民の思いが一つに結集された形となりました。また5月のNPT再検討会議を前にして、被爆地から力強いメッセージを発しなくては、との決意も参加者の胸に共有されていました。開会集会における海外のNGO5名の方々のスピーチにも、その点はよく反映されていましたし、オバマ政権への期待と同時にそれが過度に走ることへの戒めも込められていました。
今回の集会では分科会の数をしぼって3つにし、NPT再検討会議に向けての全体会議1つを加えたことによって、中味の濃い討議が交わされたと思います。殊に非核兵器国である私たち自体が直接取り組むべき拡大抑止("核の傘")や核兵器禁止条約について、それらの問題点を明らかにした上で、解決へと導く方向性を打ち出せたのは大きな収穫でした。また核兵器国が主張するNPT体制の維持、強化がもちろん重要であるとしても、ただそれだけでは核の拡散を防ぐのに限界があることも明確にできたといえるでしょう。
さらに核兵器廃絶運動の継承と創造については、年代を超えた多角的アプローチが必要であるとしても、その基本は平和教育の徹底に在ることが再確認された点は貴重でした。
最後に、終始熱のこもった討論を展開された海外ならびに国内のコーディネーターやパネリストの皆さん、また時間を超過して活発な質問を寄せて下さった会場の皆さん、そしてこの集会を支えて下さったすべての皆さんに心から感謝申し上げます。