第4回「核兵器廃絶−地球市民集会ナガサキ」は無事に終了いたしました!

地球市民集会は、2月6日から8日までの3日間、分科会や全体会議、関連行事に延べ3,833人の参加者のもと、無事に終了することができました。  分科会、全体会議では、それぞれのテーマの現状や課題、方向性などについて参加者とコーディネーター、パネリストとの間で活発な議論がなされました。閉会集会では、核兵器禁止条約や北東アジア非核兵器地帯創設への交渉着手など、核廃絶に向けた具体的行動を各国指導者らに求めた「長崎アピール」を採択しました。
その他、「ピース・クイズラリー」や「戦時食コーナー」、「ピースキャンドル」などの関連イベントに家族連れなど多くの市民の皆様にご来場いただきました。
 会場へ足を運んでいただいた皆様方、どうもありがとうございました。

集 会 日 程
月・日(曜日) 時 間 内 容 場 所
2月6日(土) 14:00〜17:00
18:00 〜
開会集会
歓迎レセプション
長崎市平和会館ホール
長崎パークサイドホテル
2月7日(日) 10:00〜12:30
14:00 〜16:30
14:00 〜16:30
分科会(1) 核の傘を考える
分科会(2) 核兵器禁止条約へ
分科会(3) 核兵器廃絶運動の継承と創造
長崎原爆資料館ホール
長崎原爆資料館ホール
長崎市平和会館 ホール
2月8日(月) 10:00〜12:00
13:30 〜15:00
閉会集会終了後
全体会議 NPT再検討会議にのぞむ
閉会集会
ピースウォーク
長崎原爆資料館ホール
長崎原爆資料館ホール
長崎原爆資料館〜原爆落下中心地

第4回「核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ」の記録資料を公開しています。記録資料はコチラから

概 要

1 目的
 本年1月、米国大統領に就任したオバマ氏は「核兵器のない平和で安全な世界」を目指すことを世界に宣言しました。米国の核軍縮への積極的姿勢を受け、先般のNPT再検討会議準備委員会は議題合意を成立させ、来年の再検討会議での具体的進展が期待されています。
 このような時期に、当実行委員会は国内外のNGOとさらに強固な連携を図り、来年5月のNPT再検討会議に向けて被爆地長崎の声を世界に届け核兵器廃絶の国際世論を高めるため、2010年2月に「第4回核兵器廃絶―地球市民集会ナガサキ」を開催いたします。


2 時期
 2010年〈平成22年〉 2月6日(土)〜8日(月)
4回核兵器廃絶―地球市民集会ナガサキ」を開催いたします。

3 場所
 長崎原爆資料館、長崎市平和会館、
 国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
4回核兵器廃絶―地球市民集会ナガサキ」を開催いたします。

4 主催
 核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会
 〈市民・長崎県・長崎市・財団法人長崎平和推進協会〉


 プレイベント
第4回「核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ」に向け、市民約150人の参加のもと『市民対話集会』を開催しました。
「市民対話集会」の様子

日本山妙法寺の僧侶たちが発起人となり、5月のNPT再検討会議を成功するために、沖縄から東京まで平和行進を行うもので、趣旨に賛同し、実行委員会としても長崎での出発式に参加しました。
「ピース・ウォーク from 沖縄」長崎出発式の様子

  オバマ大統領署名情報

「地球市民集会」最終日の2月8日(月)まで集めた「オバマ米国大統領に長崎訪問を要請する署名」22,943名分を3月16日に在日米国大使館へ郵送いたしました。
 昨年10月に届けた署名と合わせて、合計99,242人分となりました。
 これまでにご協力いただきました皆様方に心からお礼申し上げます。


 NGOポスター・チラシ
第4回「核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ」のポスター及びチラシは下記のテキストをクリックしてご覧ください。
ポスター はコチラから
チラシ表はコチラから
チラシ裏はコチラから
  ご 挨 拶

核兵器廃絶地球市民長崎集会 実行委員会委員長  土山 秀 夫 氏
2010年2月6日から3日間にわたって開催された集会は、希望と明るさを感じさせる雰囲気の中で開かれました。 オバマ大統領の登場によって前回の2006年、前々回の2003年の集会時に比べて、核兵器をめぐる米国や世界の流れが大きく様変わりしたためでした。

 この好機を逃してはならない、NGOの力で核兵器廃絶への確かな手がかりをつかもう、といった国内外のNGOや市民の思いが一つに結集された形となりました。また5月のNPT再検討会議を前にして、被爆地から力強いメッセージを発しなくては、との決意も参加者の胸に共有されていました。開会集会における海外のNGO5名の方々のスピーチにも、その点はよく反映されていましたし、オバマ政権への期待と同時にそれが過度に走ることへの戒めも込められていました。

 今回の集会では分科会の数をしぼって3つにし、NPT再検討会議に向けての全体会議1つを加えたことによって、中味の濃い討議が交わされたと思います。殊に非核兵器国である私たち自体が直接取り組むべき拡大抑止("核の傘")や核兵器禁止条約について、それらの問題点を明らかにした上で、解決へと導く方向性を打ち出せたのは大きな収穫でした。また核兵器国が主張するNPT体制の維持、強化がもちろん重要であるとしても、ただそれだけでは核の拡散を防ぐのに限界があることも明確にできたといえるでしょう。
 さらに核兵器廃絶運動の継承と創造については、年代を超えた多角的アプローチが必要であるとしても、その基本は平和教育の徹底に在ることが再確認された点は貴重でした。

 最後に、終始熱のこもった討論を展開された海外ならびに国内のコーディネーターやパネリストの皆さん、また時間を超過して活発な質問を寄せて下さった会場の皆さん、そしてこの集会を支えて下さったすべての皆さんに心から感謝申し上げます。

 ギャラリーコーナー
第4回「核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ」開催期間中の記録写真を公開しています。
詳しくはコチラから

  NGO CMコーナー
第4回「核兵器廃絶−地球市民集会ナガサキ」のCMを当実行委員会準備委員の西山和希さん(長崎県立大学シーボルト校)に作っていただきました。
8月に行われた平和市長会議での参加者への平和に対するコメントも交えたCMです。ぜひご覧ください。 http://www.youtube.com/user/siebocom#p/a/u/0/
g6p1e7QG83E
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