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ご 挨 拶 |
核兵器廃絶地球市民長崎集会 実行委員会委員長 土山 秀
夫 氏 |
2010年2月6日から3日間にわたって開催された集会は、希望と明るさを感じさせる雰囲気の中で開かれました。
オバマ大統領の登場によって前回の2006年、前々回の2003年の集会時に比べて、核兵器をめぐる米国や世界の流れが大きく様変わりしたためでした。
この好機を逃してはならない、NGOの力で核兵器廃絶への確かな手がかりをつかもう、といった国内外のNGOや市民の思いが一つに結集された形となりました。また5月のNPT再検討会議を前にして、被爆地から力強いメッセージを発しなくては、との決意も参加者の胸に共有されていました。開会集会における海外のNGO5名の方々のスピーチにも、その点はよく反映されていましたし、オバマ政権への期待と同時にそれが過度に走ることへの戒めも込められていました。
今回の集会では分科会の数をしぼって3つにし、NPT再検討会議に向けての全体会議1つを加えたことによって、中味の濃い討議が交わされたと思います。殊に非核兵器国である私たち自体が直接取り組むべき拡大抑止("核の傘")や核兵器禁止条約について、それらの問題点を明らかにした上で、解決へと導く方向性を打ち出せたのは大きな収穫でした。また核兵器国が主張するNPT体制の維持、強化がもちろん重要であるとしても、ただそれだけでは核の拡散を防ぐのに限界があることも明確にできたといえるでしょう。
さらに核兵器廃絶運動の継承と創造については、年代を超えた多角的アプローチが必要であるとしても、その基本は平和教育の徹底に在ることが再確認された点は貴重でした。
最後に、終始熱のこもった討論を展開された海外ならびに国内のコーディネーターやパネリストの皆さん、また時間を超過して活発な質問を寄せて下さった会場の皆さん、そしてこの集会を支えて下さったすべての皆さんに心から感謝申し上げます。
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第4回「核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ」開催期間中の記録写真を公開しています。
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