自主企画
プルサーマルって何?」〜原子力の時代を超えて〜

■主  催  プルサーマルを考える会
■日  時  2月6日(土)10:00〜12:00
■場  所  長崎原爆資料館 平和学習室
■参加者   50名
■講  師  藤田 祐幸氏(元慶応義塾大学助教授)


 藤田先生のお話の後、フリーディスカッション、質疑応答、そして最後にフリーダムの音楽で締めくりました。
 ☆プルサーマル発電とは   もんじゅの大事故、六ヶ所村再処理の停止など、核政策の破綻の苦肉の策。プルサーマルは  危険な人体実験非核兵器保有国で例外的に保有を認められている日本。それは…
 ☆なぜプルトニウムにこだわるのか?
  核は持たない…非核三原則
  核開発を経済的、技術的に維持する…科学技術庁の創設   核開発に対する邪魔は受けない…核燃料サイクルの国策 このことは、吉田茂氏が原爆投下から7年後に科学技術庁を新設し、中曽根氏が原子力予算を初めてつけ、正力松太郎氏が原子力の平和利用ということで、推し進めた。 被曝した第五福竜丸の帰港の時から、ビキニだけでなく、広島・長崎での原爆がやっと明るみになる。それまではGHQにより報道管制があった。 プルトニウムが原爆に転用されていく仕組みを説明  ☆原子力の問題は放射能問題 原子力発電によって生み出された廃棄物が、劣化ウラン弾となってイラクの人々にもたらしたむごたらしい現実 藤田先生ご自身が実際に現地に行かれて撮ってきた写真の紹介。 原子力発電所を稼動させるには、「知らせざる原発被曝労働」(藤田先生の書)なくしては成り立たない。JOC東海村の事故の犠牲者の方の写真を交え、今の生活が、いかにあってはならない犠牲の元に成り立っているか… 放射能の影響がなくなる時間を原生人類(トラロピテクス)の絵を使って解説。
 ☆「ぼくはきっとできると思う。なぜならみんなが今それを考えているから」 

  ◆感  想  藤田先生のお話は、何度お聞きしても新しい発見と驚きで自分の無知さ、無力さを感じる。 ただ、最後におっしゃられる言葉で、希望を捨てないで、前を向いて進むしかない♪と勇気を頂き、素晴らしい仲間と、お客さんによって、かけがえの無い時間を過ごすことができました。 これから、さらに、藤田先生の講演会を自分たちだけでなく、いろいろな方が主催して開いて下さいますように♪


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