【第31回ながさき平和大集会】
6月16日(日)第31回ながさき平和大集会が原爆資料館ホールで開催されました。
主催者である核兵器廃絶地球市民集会ナガサキ実行委員会の朝長万左男委員長の開会挨拶、田上長崎市長が祝辞がありました。
今年の秋月平和賞は「長崎の証言の会」が受賞。証言の会は1969年発足し今年で設立50周年を迎えます。被爆者の証言を記録し続けている地道な活動が評価されての受賞となりました。
また、核兵器廃絶研究センター副所長の「NPT再検討会議準備委員会に出席して」の記念講演では、核保有国と非核保有国の溝の深さがより鮮明になった中、それでも2020年のNPT再検討会議での合意が必要という認識は一致したことが印象に残りました。
第21代高校生平和大使の国連、韓国、ノルウェーでの活動報告は、高校生の熱い思いが行く先々で伝わっていっていることが感じられ、ナガサキ・ユース代表団第7期生はNPT再検討会議準備委員会の傍聴やサイドイベントとして「人類みなヒバクシャ」をテーマに様々な活動報告がありました。
会の最後は被爆者歌う会「ひまわり」による力強い合唱が、参加者に感動を呼びました。
升本由美子副委員長の閉会の挨拶で、これまで運動に携わってきた人たちも若者のアイデアや考えを共有し、一緒に考え運動に繋げていくことが被爆継承の新たな広がりになると延べ、
被爆75周年の今年、被爆者の減少が現実のものとして考える時に来ていますが、高校生、大学生の報告は、これからの核兵器廃絶の運動に大きな力となることを確信しました。