【核兵器廃絶市民講座】
本日(25日)に開催された核兵器廃絶市民講座は、冒頭、
RECNAセンター長の吉田文彦氏の挨拶に始まり、
「核軍縮の最前線から」と題して、
4月29日~5月10日までの2週間、ニューヨークの国連本部で開催された第3回NPT準備委員会に参加した中村桂子准教授と広瀬訓副センター長から報告があった。
NPT準備委員会のしくみをおさらいした後、核軍縮の逆風の中で核兵器国は何を主張したのか、また、非核保有国は何を主張したのかが語られた。
核兵器国は、核軍縮の成果を強調し、NPT第6条の義務を果たしていると主張しており、一方で、非核兵器国は、現状は、核軍縮に逆行しており、過去のNPT再検討会議での決議が全く実行されていないと主張。
両者の溝は、深まるばかりで来年の最終文書での合意の重要性を分かっていながら、その難しさが垣間見えたという。
今回は、準備会議を傍聴したナガサキ・ユース代表団のメンバー2人もパネリストとして加わり、会場の参加者も交え活発に意見交換が行われた。
次回は、6月29日(土) 13時半~15時半
会場は、アルカス佐世保です。
吉田文彦RECNAセンター長が講師を務めます。