【プレイベントご報告】

昨日(16日)開催したプレイベント「長崎と広島の平和絵本作者によるピーストーク」にご来場下さった皆さま、ありがとうございました。
ホフマンさんとビナードさんの絵本は、大変な人気で開始前から購入のための行列が出来たほどでした。
イベントでは、アーサー・ビナード氏の講演に始まり、ご自身の絵本で、広島原爆がテーマの「ドームがたり」が紹介されました。次にノーベル化学賞受賞者で詩人でもあるロアルド・ホフマン氏の「ざっそう」が朗読され、その絵本の中では、おばあちゃんが孫に原爆を語ります。絵本は、破壊つくされた野原に小さな雑草が生え、再生の兆しを見せて終わりますが、ホフマン氏は、自分の経験を踏まえ、生き延びることや乗り越えることの大切さを伝えたいとの思いからこの絵本を完成させたと話しています。柔らかいタッチの吉澤みかさんの絵には、恐ろしさや残酷な場面はありません。
参加者から、「科学者と詩人という両方の立場で色んなことを考えていらっしゃることに感動した」との感想がありました。
また、アーサー・ビナード氏との対談では、父親をホロコーストで殺され、母親と二人やっとの思いで逃げ延びた話から長崎原爆、憲法9条の話まで多岐に及びました。
「私達は、一人では世界を変えることは出来ないが、一緒になれば世界を変えるきっかけを作れます。私達は、共に行動し、原爆のような悲劇を二度と起こらないようにしなければなりません」と、ホフマンさんは語りました。
憲法9条についても、世界に誇れる憲法と述べました。
イベント終了後には、来場者の多くが絵本を購入しサイン会に並ばれ、盛会に終了することが出来ました。
ご来場の皆さまに感謝の気持ちで一杯です。
11月16,17,18日の本集会も多くの皆様にご来場頂きたいと思います。