【核兵器廃絶-地球市民集会ナガサキ・シンポジウム2017】

9月30日(土)午後1時30分から、長崎原爆資料館にて開催されました。
実行委員会メンバー、芝野由和氏の司会により
8月30日、9月2日に相次いで亡くなった、核兵器廃絶への熱い思いとその論理を長崎から世界に向けて強力に発信し続けていた故谷口稜曄氏、故土山秀夫さんに黙祷を捧げて始まった。
朝長万左男氏より開会挨拶として、先日、ニューヨーク国連本部で行われた、「核兵器禁止条約署名式」を見届人として長崎市長と訪問したことが報告された。50か国以上が署名したということで将来的には100ヵ国を超え、発効されるだろうと述べた。
基調講演では、国際反核法律家協会理事の山田寿則氏が「核兵器禁止条約の特徴と課題」と題し、条約の中身について詳しく説明し今後の課題について語られた。
パネルディスカッションでは、核兵器廃絶研究センター准教授・中村桂子氏が、研究者の立場から、長崎原爆被災者協議会副会長・横山照子氏が、市民の立場から、山田寿則氏が専門家の立場から発言された。
会場は、平和団体や市民約140名が集まり、熱心に聞き入っており、質疑応答でも活発に意見が交わされた。